おかねかるた

【ね】ねずみ小僧、困っている人にお金を配った大泥棒

~よく分かる解説~

ねずみ小僧(こぞう)を知っていますか?
ねずみ小僧は、江戸時代(えどじだい)の有名(ゆうめい)などろぼうです。

どうして有名かというと、ねずみ小僧は「悪いことやズルいことをしてお金持ちになった大名(だいみょう)や商家(しょうか=商売をする人)からお金をぬすんで、お金に困っている貧しい(まずしい)者にぬすんだお金を分けあたえた」という伝説が残っているからです。

たくさんお金をぬすんでいたのに、ねずみ小僧は質素(しっそ=ぜいたくをしていないこと)な暮らしをしていて、つかまった時にも、ぬすまれたお金がおうちからほとんど見つからなかったことから、このような伝説が生まれたと考えられていますが、実際はどうだったか記録には残っていません。

取調べ(とりしらべ)では、10年間に95か所のお屋敷(やしき)で839回どろぼうをして、ぬすんだお金は三千両(現在の価値で3000万円)ぐらい、と、ねずみ小僧は言ったそうですが、本人の記憶していない部分もあるので、ぬすんだ正確な金額は今でも不明(ふめい)のままです。

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