講師紹介
名前 | 國立 景子(くにたて けいこ) |
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活動拠点 | 東海エリア全域
オンラインなら日本全国♪♪ |
主な資格 | 2級FP技能士
ITパスポート JADP夫婦カウンセラー 大型自動二輪免許 |
開催講座 | 親子おこづかい教室
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母からの教育
幼少時代、私は週6ペースで沢山の習い事に通わせてもらっていました。
ピアノ、習字、スイミング、英会話、絵画、進学塾...
将来の可能性を広げるために、習い事の経験を積ませようと、とても教育熱心で厳格な母でした。
しかし、唯一〝お金〟についてのことを教えられることはありませんでした。
よく、母が口癖のように言っていたのが
「うちは貧乏。お金がない」でした。
どうして?と聞いても「子どもには関係ない話!」と言われ続けてきました。
記憶にある〝おこづかい〟は
欲しいものがあれば申告制(ほぼ却下される)
記憶にある〝お年玉〟は
=お母さんに取られてしまうもの
自分の意思が芽生え始める思春期&反抗期には
「お金がないというばかりで、理由を聞いても
なぜ教えてくれないのだろう」
「お金がないなら、
なぜお金を増やす努力をしないのだろう」と
母にとてつもない不信感を持つようになりました。
そして母の口癖は
「いい高校に入り、いい大学に行きなさい」
「一流企業に就職し、厚生年金を払いなさい」と
具体的なものに。
しかし理由は説明されないため、私には意味がわかりませんでした。
〝厚生年金〟というキーワードだけは頭に残りました。
母の言う言葉には、いつも理由や目的がなく、納得することができないために、
ずっとモヤモヤとした気持ちが残り続けることになりました。
高校生になってからは、母には常に反発し手に負えないほどグレていきました(笑)
自分が母になる
成人する頃には落ち着き、意味を理解しないままではありましたが
〝厚生年金〟を支払える前提で就職先を探し、
そのまま流れるように上場企業で10年以上勤め、
出産後に育休を取得。
育休中に、ベビーサイン教室に参加した際、
FPmama friends代表の時子さんのお話を聞き、子どもの金銭教育に興味を持ちました。
自分が母として、子どもの〝自立〟のためにしてあげられることは何だろう?と
常に思っていた私は、コレだ!!となったわけです。
FPmama friendsには、ママFPとして活躍している方が沢山いることを知り、
私もそんな存在になっていきたいと思い、その後は、独学でFP資格の勉強をしました。
ようやく母の言っていた意味がわかるようになったのです。
学べば学ぶほど、なぜ生きるのに必要なお金の知識が日本の教育にはないのだろう?
もっと早くに学校教育の中で社会保障の仕組みなど、
あったら私の人生は変わっていたのではないだろうか?と思うほどです。
そしてあくまで教育は選択肢の幅であり、
強要ではないこと。
自分の幼少期に体験したことを活かし、子どもたちには
〝自分で考えて行動する力〟を身につけていけるよう
考えて関わっています。
純粋で、好奇心旺盛な、子どもたちの未来を想えばこその、金銭教育だと思います。
ピアノやスイミングなどの習い事と同じように、
お金の使い方も上手になり、生きる選択肢を広げ、
子どもたちが、豊かな人生を自分の力で歩んでいけますように。
=======Profile=======
▶︎愛知県一宮市在住
▶︎夫、娘(2018年生まれ)、義両親と二世帯住まい
▶︎10代は自由奔放に過ごし、20代で通信系代理店に就職
▶︎育休中にFP取得、37歳で会計事務所に転職して現在に至る