佐竹　麻友美

■お金のことに疎かった２０代～３０代

恥ずかしながら、若いころの私は、「なんとかなるさ」の精神（！？）で、
あまりお金のことを真剣に考えたことがありませんでした。

税金のこと、年金のこと、保険のこと、色々考え始めると難しくって、よくわからない・・・。
そもそもお金に対してブロックがありましたし、
「でも、子供が生まれても仕事は続けていくし、どうにかなってるから多分大丈夫！」そう思っていました。

でも、今思えば、 「なんとかなっていた」けど、それは「なんとかしていた」だけで、
決して余裕があるわけではありませんでした。
ボーナスが入っても、生活費に回ってしまうことも多々ありました。

せっかく貯金しても、なぜか大きな出費ができてしまい、また１から貯金・・・。
いやいや、頑張るぞ！と思って貯金していくけど、また出費・・・。

いつもその繰り返し。

だから、「なんとかなる」と言いつつも、心の片隅では常にお金のことが不安でした。
当時の私は、お金を増やすため、まもるための「仕組みづくり」なんて知らなかったんです。

■自分にまさかそんなことが起こるとは・・・

しかし、そんな私に本気でお金のことを考えなくちゃ！と思う出来事が２つありました。

１つは、父ががんで亡くなったことです。
ずっと元気だと思っていた父が、がんになるなんて、全く思いもよりませんでした。

二人目を出産した半年後に父は亡くなりました。
「孫と一緒に旅行にも行ってもらいたい」と親孝行も色々考えていたのに・・・。

叶いませんでした。

父はすい臓がんでしたが、腫瘍の位置が悪く、がんかどうかという検査をすることができませんでした。
がんと断定されたのは亡くなった後でした。

せっかくがん保険を付けていても、すぐに利用できないこともあるんだ・・・

じゃあ、どうやって保険に入っていたら一番よかったんだろう？
そもそも自分の入ってる保険ってどうなの？
自分が思ってる内容になってるの？

この疑問が、まずは保険のことをもっと知りたいと思ったきっかけでした。


もう１つは、自分が長年勤めていた会社が事業終了してしまったことです。

私は２０代から１５年以上、婦人服や雑貨・家具を扱っているブランドで販売員をしていました。
ずっとやりたかった仕事だったのでとても楽しくて、店長職も任せてもらっていました。

将来的に子供が手を離れたら、新人の育成やマネージャー職にも就いてみたいと考えてがんばっていました。
もちろん、定年まで働くと思っていました。

しかし、まさかの事業終了。

全店舗閉店。その事実を突きつけられました。１月下旬に告げられて、私がいた店舗は７月で閉店しました。
４０過ぎて、まさか転職しないといけなくなるとは・・・。

当時子供は小学４年生と１年生。これからお金がかかる年齢です。

夫の給料が急に上がるわけもなく、転職しても収入が元のお給料のようにはいかなくなり、
どんどん貯金が減っていくとなったとき・・・

とてつもなく不安になりま した。

そんなことにならないと気付かなかったのか？と、今思うと本当に情けないのですが、
その２つの出来事がきっかけで、
お金周りのことを本気で考えよう！
そのために、FP の資格を取って仕事にしよう！
と決めました。


■FP としての想い

保険やお金のことを勉強したいと考え、外資系保険会社に就職しました。
保険の仕事をしな がら、FP としてもやっていきたいと考えたからです。

しかし、当時は教えられた保険の仕事と、FP として自分が思っていた仕事に乖離があり、悩みました。
やってみたかったおこづかい教室も、決められた枠の中でしかできないことを知りました。
ここでは自分のやりたいことができない、もっと自分らしく仕事がしたい！
と考え、外資系保険会社を退職し、代理店へと環境を変えました。

そんな時、代表の時子さんとの出会いがありました！
時子さんのお人柄と FPmama の活動に惹かれました。

お母さんも子供も一緒にお金の勉強ができるなんて・・・。
なんて素敵な活動だろう！私のやりたいことはこれだ！と、思いました。

勉強すればするほど、もっと早くに知っていれば！！！と思う事ばかりでした。
知っているのと知らないとでは、本当に大きな差が出てきます。

私はスタートが遅かったです。 だからこそ、私みたいな後悔をしてほしくない！ ！
私が乗り越える姿を見せることで誰かを勇気づけられればうれしい！！
そして、子供たちにも、しっかりお金のことを学んで経済的にも精神的にも豊かになってほしい！

いろんな問題が山積みの現代社会だけど、楽しくてワクワクする未来を作り、
それぞれの夢を形にできるお手伝いをしたい、みんなでハッピーになりたいという想いで活動しています。

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